毎月25日に発行中!富士市や静岡市蒲原で配布中の地域情報紙「ぶらりっと。」その印刷現場へ今回はおじゃましました!一体毎月みなさんにお配りしている情報紙はどのように出来上がるのか!?編集部一同で見学させていただきました。(本記事の内容は2025年6月時点の情報です)
1. 静岡新聞総合印刷へ行ってきた!

「地域情報紙ぶらりっと。」を印刷していただいている「(株)静岡新聞総合印刷」さんにお邪魔しました。
建物に入ると、まずは長―い廊下。これが、いかに大きな設備が入った施設であるかを想像させてくれます。

まずは、生産管理室へ。ここは印刷スケジュール管理、新聞用紙管理、輪転機に装着する版の作成などを行う場所です。現場統括の高野さんが温かく迎え入れてくださいました。

そしてこちらが印刷所です。高さ15m、幅18m、ビル4階分に相当する巨大な「高速輪転機」が6機も稼働しています。

2. 地域情報紙「ぶらりっと。」ができるまで(編集部編)
それではここからは、「ぶらりっと。」がどのようにできるのか、順を追ってご紹介します!
① 編集会議
次号ではどんな特集を掲載しようか、どんな表紙にしようか、などを「ぶらりっと。」編集部にて会議を行います。

② 広告営業・記事取材・撮影
編集会議でテーマが決まったら、その内容や季節に合った広告主様に広告営業・掲載記事の取材・掲載写真の撮影などを同時に進行させます。

③ 原稿制作・校正・入稿
「ぶらりっと。」編集部にて、原稿を制作します。

全ての原稿が仕上がったら、間違いがないか校正を行います。

全て間違いがないと確認できたら、静岡新聞総合印刷さんへ原稿データを入稿します。
3. 地域情報紙「ぶらりっと」。ができるまで(印刷所〜配送編)
④ 印刷用の「版」の作成
ここからは静岡新聞総合印刷さんでの作業になります。生産管理室のPCで、原稿データを確認し、印刷用プレートに合うように調整します。

プリントアウトし、原稿データを印刷用プレートに焼き付けます。印刷用プレートは、青・赤・黄色・黒の4色分を作ります。


⑤ 用紙のセッティング
無人機械で印刷用の紙が倉庫に次々と運ばれてきます。

用紙のセッティング・交換も、搬送機械が自動で行っていました。「ぶらりっと。」の印刷のために使用する紙の1巻の重さは、1.2 t あります。

⑥ 版にインクをのせる
先ほど作成した青・赤・黄色・黒の4枚の「版」それぞれに、インクをのせます。

⑦ 紙に印刷する


⑧ 目視で確認
印刷位置は合っているか・色のバランスはいいかなどを、人の目で確認します。

⑨ 梱包
目にもとまらぬ速さで次から次へと印刷された「ぶらりっと。」は、梱包スペースへ運ばれていきます。

ここでも機械が設定部数ごと束をつくり、宛名用紙を自動でそれぞれに置いていきます。通常では全て自動で行うところですが、手で整えてくださるご配慮も。



⑩ 配送
「ぶらりっと。」を積んだトラックが、新聞販売店と編集部にやってきました。





これで完了です!
4. 感想
このように「ぶらりっと。ができるまで」の工程を追ってみると、様々な人たちのお力添えがあって毎月の発行が成り立っていることを実感しました。
今回取材にご協力いただいた印刷・配送工程に携わってくださる静岡新聞総合印刷の皆さん・広告をご掲載いただいているスポンサーさん・取材に協力くださっている店舗さん・読者のお宅へ配達する新聞販売店の配達員さん、そして、ご覧いただいている読者の皆さん。この全員のお力がどれだけ大きいか、改めて実感できる機会となり、これからの紙面づくりにより身が引き締まる思いでした。
これからも身近な暮らしの中で、“ほんの少しのきっかけ”をお届けできるよう、編集部一同がんばっていきます!

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記事を担当したのは
編集部 ワタナベ
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編集部歴12年目の41歳。 趣味は、知らないまちの散歩・小さな本屋巡り。 今記事内に登場する髪色が明るい方。この後髪の手入れをしました。
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名称・名前 株式会社 静岡新聞総合印刷 住所 静岡県静岡市駿河区登呂3丁目1−1 電話 054-282-9029 Instagram こちらをクリック HP https://shizushin-print.com/