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マンホールカードって知ってる?富士市でマンホール巡りランニングしてみた

1. マンホールカードとカラーマンホール

数年前にある友人が「みてみてー!全国各地にマンホールカードってのがあるんだよ!これが富士市のカード」とポケ〇〇カードみたいなものを見せてくれたのがマンホールカードを知るきっかけでした。
集めてみたいと思っていたもののずっと現物を手に入れることもなく過ごしていたのですが、富士市街をランニングしていた時に、色付きの蓋を発見。
「あのカードのマンホールだ!」
と急に集めたくなり、さらにカラーマンホールをランニングで巡ってみたら楽しそうだなと思いつきました。
それを実行したら楽しすぎたのでレポートします。
2. マンホールカードはどこでもらえる?
マンホールカードは無料で配布されており、その価値を維持するため配布場所は限られています。
平日と土日祝日で配布場所と時間が異なります。
平日の配布場所
デザインAは、富士市上下水道営業課(総合庁舎6階)
〒416-8686富士市本市場441−1

デザインBは、岳南排水路管理組合
〒417-0001富士市今泉654-1

先にカードをGETしておいた
今回は夏の暑い日にランニングをするので、早朝から走り始めると、通過する時間にはまだ窓口が空いていないためマンホールカードを先にGETしてから走ることにしました。

土日祝日は9時〜16時の間に富士市役所の守衛室で2種類一緒に手に入れることができます。
富士市役所:〒417-0055富士市永田町1丁目100
3. 岳南電車、田子の浦、富士山を眺めながら走るランニングルート
どこをスタート地点にしても良いのですが、今回は吉原駅を起点にすることにしました。

このコースは、岳南電車、田子の浦、富士山を眺めながら走ることができ、初心者の方にも嬉しいアップダウンが少ないランニングコースです。
吉原駅を起点にジヤトコ前駅→吉原商店街→富士市役所→新富士駅→吉原駅 の順にまわります。
早朝6時30分に友人と一緒にいざ、マンホールランニングスタートです。
4. 富士山と井戸のマンホール
1つ目のカラーマンホール「富士山と井戸」の場所は木之元神社の駐車場と線路の間の歩道にあります。こちらは木之元神社のオリジナルのマンホール。神事に使われる六角井戸から水が湧き出ている様子が富士山とともにデザインされています。

このカラーマンホールのすぐ左側には親子蓋もあるので必見です!(マンホールの中にマンホールがある)親子蓋を眺めている時にちょうど電車も来ていい感じの写真が撮れました。

次に目指すのは約3キロ先のジヤトコ前駅。
カードBのマンホールを探しながら田子の浦港を左手に潮の香りを感じつつ気持ちよく走ります。途中にデーンと富士山が登場!

5. 富士山と工場のマンホール
駅近くの踏切を渡ったら、2つ目のカラーマンホール「富士山と工場」があります。
このマンホールはカードBのデザインです。

こちらはかなりお気に入りのマンホールで、見るとテンションが上がります。
デザインは富士市に3つしかないレアなもので、弥生線沿いにもうもう1つあるそうです。ラストの1つは岳南排水路管理組合の事務所の入り口に飾ってあります。
ちなみにカラーマンホールは車両のスリップを防ぐため歩道に限定して設置されています。2箇所のカラーマンホールを見つけてみてください。
次は吉原商店街付近のセブンイレブン御幸町店付近を目指して走ります。(ジヤトコ前駅から2kmほど)
気温が徐々に上がり、じりじりとした日差しが肌に刺さるようになってきました。
6. 隣接するレアカラー「夕焼け富士」と「白雲と富士」
次に紹介する2つのマンホールは通常のモノクロ蓋に後から色をつけたもの。
マンホールの表面にはデコボコがありますが、マンホールの凸凹の凹の部分に色がついているものと凸の部分に色がついているものがあるのです。

この色のマンホールはここにしかない激レアマンホールです。これはマンホールの凹の部分に色がついています。

信号を渡ると4つ目のカラーマンホール「白雲と富士」があります。
こちらのマンホールはすぐ近く(南側)にもう一つあります。興味がある方はぜひ探してみてくださいね。これは凸凹の凸の部分に色がついています。
次に目指すのはマンホールカードAのデザイン「紅富士」です。北に進み、ここから2本先の通りを左折するとすぐにお目当てのマンホールに出会えます。
7. カードAの赤富士
このカードはマンホールカード第1弾のスタートアップ28自治体のうちの1つです(最古参)。
このデザインのカラーマンホールは富士市内に多く点在しています。
今回は吉原商店街のフジイチ薬局付近のマンホールを写真に撮りました。

鮮やかなピンク、緑、黄色、白の配色がとてもきれい。
全国的にも人気のマンホールです。
このマンホールがマンホールカードになった理由が胸熱だったので別記事でご紹介させていただきました。こちらからご覧ください↓
【全国初のマンホールカードが富士市で誕生した理由が書かれた記事はこちらから】
次は吉原商店街を通り抜け、青葉通りを通って富士市役所を目指します。(1.5Kmほど)
8. 青葉通りはカラーマンホールがたくさん並ぶおもしろロード
市役所までの道のりで青葉通りでは7つの赤富士のマンホールと2種類の消火栓のマンホール(消防車とかぐや姫のデザイン)を見つけました


市役所では土日祝日限定ですが、守衛室でマンホールカードをもらえます。今回は前日にカードをもらっていたので市役所の自販機で水分の補充をして少し休憩し、次は新富士駅を目指します。この時点で5.5Km。

市役所からさらに2kmほど走り、新幹線の新富士駅へ。

9. 新富士駅にはプリントマンホールが2ヶ所
北口には、赤富士デザインや富士山と茶畑をモチーフにしたプリントシールマンホールが並んで設置されています。

南口には富士山と工場夜景のプリントマンホールがありました。

スマホでここまでの距離を確認。およそ8km走破。
残りは吉原駅に向けてラストスパートです。
10. 吉原駅への帰路:街の景色と再発見
新富士駅から吉原駅までは、少し長めの4km。
富士市の市街地を抜ける道は比較的フラットで、ランナーにとって心地よいコースです。
この日は夏の日差しが厳しい晴天で、途中、バスやタクシーに乗りたくなるくらい体力を消耗しました。
しかし、バスにもタクシーにも出会えず最後まで走ることに。やっとの思いで吉原駅に到着したとき、時計はちょうど8時半。走行距離は12kmを示していました。
やりきりました!
友人とゴール達成を喜びハイタッチ
1時間20分の充実したマンホールランができました。
汗の量も達成感も想像以上でした。
11. 今回見つけた10種類のマンホール
- 吉原駅前:富士山と井戸
- 吉原駅前:親子蓋(モノクロ)
- ジヤトコ前駅:富士山と工場夜景(カードBのデザイン)
- 吉原商店街:夕焼け富士
- 吉原商店街:富士と白波
- 吉原商店街:紅富士(カードAのデザイン)
- 青葉通り:消火栓(消防車)
- 青葉通り: 消火栓(かぐや姫)
- 新富士駅北口:富士山と茶畑(プリントマンホール)
- 新富士駅南口:田子の浦港(プリントマンホール)
12. まとめ:12kmがあっという間の旅に

今回のランニングで感じたのは、カラーマンホールめぐりは宝探しのようだということ。
吉原駅から始まり、ジヤトコ前駅や商店街、市役所、新富士駅を巡る12kmのコースは、ただのランニングではなく、富士の街の魅力を再発見する特別な時間でした。

次回は、季節を変えて再挑戦したいと思います。春の桜や夏の青空と一緒に撮影すれば、また違った表情の富士市の景色に出会えるでしょう。
13. おまけ
この後、車で富士川楽座の観覧車前にある「ポケふた」をみてから帰りました。

ポケふたもまた全国にあるようです。このようにマンホール巡りは全国で密かなブームなのです。
マンホールめぐりランニングは街の魅力を再発見して、休日を充実した時間にできますよ!私も旅行や仕事で他の市町に出かけたら、またマンホールカードを探してランニングしてみたいと思います。
【関連記事:富士市のマンホールカードの誕生秘話が面白い!これを知ればあなたもマンホールマニアに】
PROFILE
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このみ会
エリ
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フリーランスのwebデザイン&ライター。
屋号のCheer Waveは、お仕事にいい波がくるという想いをこめました。
ロゴ名刺HP公式LINEなどを制作。お客様とイメージを丁寧にお伺いし、一緒につくりあげます。
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名称・名前 富士市でマンホール巡り