富士・富士宮市の企業を、働く人にスポットをあててご紹介!今回は「株式会社井出組」さんで、編集部ワタナベがお話を伺いました。

※本記事の内容は2024年12月時点の情報です

1. 株式会社井出組とは?

通っていた学校、何気なく通っている道路。いつも利用しているスーパーマーケット・・・実は井出組の仕事かも。

富士市を中心に、インフラ工事・官庁建築・住宅工事など、生活に密接で、なくてはならないものをつくり出している「井出組」。

今回は入社5年目、土木部 現場監督の加藤 誠史さんにお話を聞きました。

土木部 加藤 誠史さん

大学時代は神奈川県横浜市で建築を学び、就職と同時に地元富士市に帰省。1年目から土木部に配属され、現場監督として活躍中。

2. 現場監督ってどんな仕事?

加藤 誠史さん(以下、加藤): 現場監督をやっています。役所さんや企業さんから依頼された案件を受注し、その現場が円滑に進むように、なおかつ品質の良いものが出来上がるような管理をしています。具体的には、下請業者さんの選定から、近隣住民への周知、作業内容の指示などです。

加藤:現場工事がある時期は、直行で朝から現場に行って作業をします。現場に簡易の事務所があるので、そこでデスクワークをしたりすることも。工事がない時期は、本社に来て書類整理をしたり、他の現場にヘルプみたいな形で応援に行ったりします。

本社にて事務作業中

3. 井出組はどんな会社?

加藤:ざっくりな表現ですが、すごくいい会社ですね。僕は新卒で入って1社目なので、他の会社よりいいですっていうのは言えないですけど(笑)、辞めようみたいな気持ちにはまだ一切なったことがないです。

加藤:「砂防工事」と言って、富士山の方で、土石流が下流に流れないように、 土でできた沢を削って、コンクリートで固めて、綺麗に整えたりする工事も担当しています。

取材で伺った、本市場大渕線 香西新田工区
2028年頃の完成に向けて新しい道路を作っている

加藤:非常にいいと思います。なんかすごい仕込んだみたいな答えになっちゃってますけど(笑)。ゴルフ好きの人たちは休日ゴルフ行っているようですし、仕事の帰りに同じ現場の人同士で飲み行ったりしている先輩もいて、仕事以外でも絡めるくらい、社員同士の仲がいい会社だと思います。

加藤:全員で70人くらいです。部署は20人くらいですね。

若手も活躍している井出組

4. 得意を活かした仕事は楽しい!

加藤:僕、趣味がゲームで。オンラインで友人とゲームしたりします。あとは高校から付き合いのある友人が富士にいて、テニスやドライブなど、毎週誰かの趣味に付き合う感じで楽しんでいますね。

休日を楽しむ加藤さん

加藤:そうですね、僕、ゲーム好きなのもあって、デジタル系が結構好きですね。ドローンの操作もします。一般的に、土木の監督になったってだけじゃできないような、新技術とか触らせてもらえるところがすごい好きで、楽しいですね。

高性能の機材が揃い、日々鍛錬を積んでいる

加藤:はい。うちの会社、 役員たちが「新しいものを取り入れていこう」という考えで、デジタル系のチームもあって、僕もメンバーに入れてもらってるんです。

土木業も高齢化が進んでいるので、多くの会社では、社内でできないデジタルの部分は他の会社に依頼していると思うんですけれど、 井出組では、いずれ社内で全部まかなえるようになることを目標にしていて、積極的に触らせてもらっています。

社内でも数少ないドローン操縦士
工事の様子を空から撮影し、近隣住民にお知らせする。

5. 就職の決め手は「福利厚生の充実」

加藤:就職は地元に帰ってきたかったていうのがあって。富士市内で3社ほどからお声がけをいただいてたんですけれど、どうしようかと思った時に、 やっぱり今の時代ってサポート面、福利厚生をみんな気にすると思うんですね。 僕もそこを調べてみました。

すると、井出組は、当時まだ始まったばっかりだった、富士市の奨学金返還サポート制度に加盟してますって、書いてあったんですね。他の会社さんはまだ当時、導入してなくて。

奨学金って、実際、40歳近くまで返すことが多いじゃないですか。それを月1万円、富士市が30歳まで手伝ってくれるっていうのがやっぱり大きくて。ビビッときたというか。それで選びました。そこでって言うのは汚い話かもしれないですけど・・・。

真摯に答えてくださる加藤さん

加藤:現場がある時期はどうしても現場中心になるので、雨が続いて平日作業がやれなかった場合なんかは、代わりに土曜日が仕事になったりすることがあります。

あとは、道路工事でよくあるんですけど、車通りが多いと昼間って工事ができないので、夜から工事になります。そういう時はやっぱり少し大変ですね。

6. この仕事に向いているタイプは?

加藤:先ほども言った通り、デジタル化でどんどんクリーンになってきているので、昔ほど体力的な大変さは少ないと思います。どちらかというと、大切なのはコミュニケーションなんじゃないかと思います。

関係業者の方と話をする加藤さん

例えばコンクリートの箱を作ります、みたいな時に、鉄筋を入れる業者さん、枠を入れる業者さん、 コンクリートを打つ業者さん、全部別だったりするんですよ。そういう現場で調整をするのが仕事なので、普段から業者さんや発注者さんとも仲良く話をできる力が大切かなと思います。

7. 編集部感想:抱いていたイメージが変わった!

インタビュー前までは、建設業に携わる方に、無骨な”背中で語る系”のイメージを抱いていました。しかし、ご協力いただいた加藤さんは、そのイメージとは真逆。とっても柔和な雰囲気のお人柄。そして、どんな質問にも明快に答えてくださる聡明な方でした。

多くの人たちのハブとなり事業を進行する加藤さんの仕事は、どこに行っても通用する強靭な「ポータブルスキル」が身に付くお仕事だと感じました。井出組さんでのお仕事が気になる方は、下の「募集の詳細はこちら」をクリック!

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株式会社井出組

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  • 記事を担当したのは

    編集部 ワタナベ

  • 編集部歴11年目の40歳。 趣味は、知らないまちの散歩・オーディション番組を見ること。 富士・富士宮の好きな場所は、今泉地区あたりの湧水スポット。

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