富士市桑崎の富士山こどもの国で開催されるキャンプインの音楽フェスとしてすっかりおなじみの FUJI & SUN 。今年も「NEC presents FUJI & SUN ’25 」として、5月31日(土)6月1日(日)に開催されます。
富士市に音楽フェスがやってくる日が来るなんて!!と、感激してから、今年でもう6回目。長く続いてくれて嬉しい限りです。
FUJI & SUNといえば、音楽はもちろん、フードやマーケット、アクティビティも充実したフェスティバル。
今年もめいっぱい楽しみたい!…ということで、順番に見ていきましょう。

1. まずは出演アーティストをチェック
今年は総勢25組のアーティストが出演します。FUJI & SUNといえば、著名なアーティストとアンダーグラウンドで活躍するアーティスト、どちらも楽しめる多種多様なラインナップが魅力のひとつ。今年も注目アーティストが目白押しです。観たいものばかりで、どれを観たらいいか考えてたら、夜も眠れなくなりそう。

私が「観たい!」と思っているアーティストはこちら。
1日目、5月31日の出演者からは、FUJI & SUNではすっかりおなじみのくるりや、元キリンジで稀代のメロディメイカーの堀込泰行といったベテラン勢をはじめ、君島大空、柴田聡子などの勢いのある若手も気になります。
なかでも、私が注目しているのがトリプルファイヤー。
バッキバキの演奏に、ゆるくて切ないボーカルが乗る、ニューウェイヴというのかオルタナティヴというのか、不思議なグルーヴがクセになるバンドです。ボーカルの吉田さんは『タモリ倶楽部』などにも出演していたのでご存知の方もいるのではないでしょうか。ちなみに公式のプロフィールによると「メンバーはみな性格が良く、友達が多い」とのこと。これはもう、絶対に見逃せません。

そしてこの日はなんといっても、地元富士市から吉原祇園太鼓セッションズが出演!富士市の四大祭りのひとつである吉原祇園祭に参加しているメンバーで結成され、伝統の吉原祇園祭のお囃子にファンクやロックなど洋楽の要素をミックスした異色のバンドです。今年はゲストボーカルにモッチェ永井、サポートメンバーに同じく地元富士で活躍するスカバンドのTHE SIDEBURNSからTOP DOCA&ホーンセクションを迎えて、スカテイスト多めのステージになるそう。こちらも楽しみです。

2日目、6月1日は、昨年秋の朝霧JAMでのステージに涙した人が多数いたと聞く森山直太朗、ジャズミュージシャン、サム・ウィルクスとのセッションが楽しみな中村佳穂など、実力派のステージを堪能したい気分です。

そしてタブラ奏者のU-zhaan。演奏はもちろん、今回もオリジナルカレーの販売があるのかも気になります。
また、七尾旅人は2019年にもFUJI & SUNに出演し、私はそのステージを見たのですが、ギターを抱えて観客の間を練り歩きながら歌う姿は、とても幻想的で夢を見ているかのようでした。あの空気感はフェスならでは。もう一度味わってみたいものです。

今回もメインステージのSUN STAGE、アーティストとの距離が近いMOON STAGE、濃密なSTONE CIRCLE STAGEの3つのステージが用意されています。大型フェスに比べて移動時間が短いとはいえ、無駄に体力を消費して、肝心のステージを楽しめないというのは避けたいところ。各日、絶対に観たいアーティストをひとつかふたつに絞って、そこから観やすい順番を組み立てると満足度が高そう。
とはいえ、知らなかったアーティストに思いがけず出会えるのもフェスの魅力。ゆったりとした気持ちで過ごしたいですね。
そうそう、椅子に座ってのんびりと音楽とたわむれるのもいいのですが、聴きたいアーティストの時はステージの前、スピーカーとスピーカーの間に行くと、椅子のエリアとは音が全然違って聞こえる気がします。

2. 充実したアクティビティからおもしろそうなものを探す
FUJI & SUNは音楽に負けず劣らず、アクティビティも充実しているので、何かに挑戦してみたいもの。やはり目を引くのはプロアドベンチャーレーサーで「日本百名山ひと筆書き~Great Traverse~」で知られる田中陽希さんのコンテンツ。温泉の話から登山の心得、一緒に走れるキッズトレランまで、いろいろあります。
そのほかにも熊肉料理やハンモック講習、地図読みなども気になるし、昨年、妙に盛り上がっていた天下一ごはん炊きサミットは、ちょっと出場してみたいかも…。

キッズ向けのアクティビティも充実していて、かけっこトレーニングやピタゴラ玉転がし、ふわふわバウンサーも楽しそうです。
私が注目してるのはキッズディスコ!フルーツや野菜を使ったmidi(楽器同士をつないでやりとりするためのもの)と、自分の声をサンプリングして遊ぶんだそう。いったいどんな感じになるんでしょうね。もちろん、富士山こどもの国ではおなじみの、くもの巣ネットや動物とのふれあいもあります。

3. 都会の風を感じる
FUJI & SUNといえば「富士山の雄大な自然にいだかれるフェス」がキャッチフレーズですが、われわれ富士市民にとっては、都会の風を感じる絶好のチャンス!
見てください、この食卓風景。世界のラグジュアリーインターナショナルホテルで腕をふるったフレンチシェフがプロデュースする、ワンランク上のフェス飯プレートなど、FUJI & SUNに出現するポップアップレストラン “Wonder Culinary”では、こんなおしゃれな食事が富士市にいながらにして味わえるんだとか。

食事だけでなく、空間作りもとってもおしゃれ。ステージ装飾やライトアップなど、まるで異国に迷い込んだような非日常空間が広がっています。来場者もおしゃれさんが多く、「その服、どこで売ってるんですか?」と聞きたくなるような、ファッショナブルなセンスにあふれています。いろんな角度から刺激を受けられる、こんな機会を見逃す手はありません。

4. 富士市を満喫する
FUJI & SUNには富士市のPRブースもあります。ここでは、富士市のシティプロモーション大使のさもにゃんがDJをしたりギターを弾いてるデザインのFUJI & SUNコラボがちゃ(かわいい)や、富士市のブランドメッセージを英訳したものが印刷されたコラボトートバッグ(おしゃれ)などが手に入るようです。身につけて、ここぞとばかり富士市愛を見せつけようではないですか。
フードにもつけナポリタンや富士山ひららなど、富士市のご当地グルメが登場。昨年のステージでは、くるりの岸田さんが「つけナポリタンを食べた」と話していて、そんな話を聞けるのも嬉しいですよね。
そして、会場でばったり知り合いに出会えるのも、地元開催のフェスならでは。共通の話題で盛り上がること必至です。

こんな感じでざっと見てきましたが、書ききれないことがまだまだたくさんあるので、公式HPやSNSをチェックしてみてください。Spotifyには出演アーティストをまとめたプレイリストもあります。
チケットはしずおか県民割があるほか、小学生以下は入場無料!U25割、中学生割もあるので、ぜひとも若い世代の方に行ってほしいです。しかも富士駅から路線バスも出ているので、車がなくても大丈夫。自分の目で見て耳で聞いて、刺激を受けまくってください。
では、会場でお会いしましょう!
PROFILE
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このみ会
吉原MAD-DOGs
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富士市吉原からやってきました、This is 吉原MAD-DOGs。
イカツイ名前ですが、郷土研究→郷研→狂犬からきているという、ただの「地元を調べて、知って、楽しみたい」だけの人です。
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名称・名前 NEC presents FUJI & SUN '25 住所 静岡県富士市桑崎1015 富士山こどもの国 その他 開催日:2025年5月31日(土)、6月1日(日)